2012年6月8日(金) |
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古いシイタケほだ木からはいろいろなハラタケ型のきのこが出てきた。特に目立って多いのがPluteus(ウラベニガサ属)の仲間だ。ウラベニガサが圧倒的に多いが、他にも5〜6種あるようだ。カサ表皮がややビロード状に見える小さなきのこを持ち帰ってきた(a〜c)。
ヒダをルーペで見ると縁シスチジアがキラキラひかっている(d)。カサを縦切りにしてルーペで見ると尖った組織が一面に立ち並んでいる(e)。ここまでは現地で観察できる。
帰宅してヒダを切り出したが、簡単に潰れてしまって鮮明なプレパラートは作れなかった。それでも、縁シスチジア(g)、側シスチジアとヒダ実質(h)の様子はわかる。カサ表皮のプレパラートからは柵状に並ぶ様子も見て取れる(i)。柄の表面にもシスチジアがある(j)。
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 (a) |
 (b) |
 (c) |
 (d) |
 (e) |
 (f) |
 (g) |
 (h) |
 (i) |
 (j) |
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(a, b, c) 子実体、(d) ヒダ拡大、(e) カサの縦断面、(f) 胞子、(g) ヒダの縁、(h) ヒダの側面、(i) カサの表皮、(j) 柄の表皮 |
今日は胞子を除いて、対物20倍レンズで見られる画像を並べた(g〜j)。中学校の理科室などにある学習用顕微鏡ではこのあたりが見える限界だ。カサ表皮、ヒダのシスチジア、柄のシスチジアなどを考慮するとヒメベニヒダタケのようだ。
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