2012年6月18日(月)
 
コブアセタケ覚え書き
 
 先日採取したコブアセタケと思われるきのこについてのメモ。柄の基部はやや膨らんでいる。乾燥気味の小さな子実体4つからは、いずれも胞子紋がほとんど落ちなかった。ごくわずかの胞子にはコブが顕著だ。ヒダの断面を切り出してみると、縁シスチジアと側シスチジアが明瞭に捉えられた。縁シスチジアは2種類のタイプがあり、目立つのは厚膜で頭部にクリスタル状結晶を帯びたタイプで、これは側シスチジアと同様だ。一方、いまひとつは薄膜で嚢状〜棍棒状をしている。柄の表皮には上部にも中央部にもやや厚膜で細長いシスチジアがある。柄上部のシスチジアでは頭部にやはり結晶がついたものが多い。
 
(a)
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(b)
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(c)
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(d)
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(e)
(e)
(f)
(f)
 ちょうど今の時期に日光に出かけようと思っていたが、どうも時間がとれそうにない。きっと今頃はマルミノノボリリュウやらヒロメノトガリアミガサタケなどが出ている頃なのだろう。
 
(a)
(a)
(b)
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(c)
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(d)
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(e)
(e)
 震災で壊れた建物の解体作業5日目。土蔵の基礎部分の解体と廃土の処理は後回しにして、今日からは納屋の解体作業に入った。鉄骨で支えられていた庇部分を取り外し、屋根の瓦剥ぎを経て、少しずつ本体の上部から解体が始まった。土蔵よりも母屋に近いこともあって、すさまじい土埃だ。今日は非常に蒸し暑いが、窓を開けることはできない。

日( )
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