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7月8日神奈川県の入生田での観察会で採取したものである(a)。土壌からの発生と思ったが針葉樹の球果からも発生しているので土壌中に腐朽木があるかもしれない。土にまみれていため水で洗浄してから観察したがそれでも除去できず十分な観察ができなかった。子嚢盤の構造、剛毛が髄層から出ているのかどうかの確認が出来なかった(b, c, d)。ただ胞子をみてびっくりである。Scutellinia(アラゲコベニチャワンタケ属)の胞子って丸かった? 別の個体でも確認してみたが間違いなく球形で、半球形の疣に覆われている(e, f)。 |
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大谷博士「日本産盤菌類ー目から属までの検索表ー」で検索すると間違いなくアラゲコベニチャワンタケ属となる。信頼性の高い国内のチャワンタケサイト「Discomycetes etc.」に1種だけ球形胞子の記述のものがあった。 チャンスがあれば生標本をもう一度じっくり観察してみたいものである。 (Y. A.) |
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