2012年9月28日(金) |
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昨日午前中に川内村を散策してきた。出発時は雨でどうなることかと思ったが、やがて小降りになり時折雨は止んだ。数ヶ所の斜面に入ったが、いずこもきのこが大発生していて、白いカビにおかされた子実体も無数に見られた。雨と気温の急降下で一気に発生したようだ。
美しい柄と鶯色の管孔部をもったセイタカイグチ(a〜c)、桜餅のような良い香りのアオイヌシメジ(d〜f)の群生が印象的だった。サクラシメジは柄が太くしっかりしていた(g)。ニンギョウタケはようやく出始めたようだ(h)。巨大なオオモミタケが相変わらず出ていた(i)。
他にも多数みられたのはシワチャヤマイグチ(j)、ハナガサイグチ(k)、キショウゲンジ、ニガイグチモドキ、ヤマドリタケモドキ、イロガワリ、アシベニイグチ、ダイダイイグチ、カラカサタケ(l)などだった。種名までわからないイグチ類は他にも7〜8種ほどあった。斜面によっては、大きなイグチの「死骸」が累々と横たわり、あたり一帯に異臭を放っていた。
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(a) |
(b) |
(c) |
(d) |
(e) |
(f) |
(g) |
(h) |
(i) |
(j) |
(k) |
(l) |
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不思議とセンボンキツネノサカズキとコウボウフデにはひとつも出会えなかった。また、ドクツルタケやカバイロツルタケなどのテングタケ類、アイタケや色彩豊かなベニタケ類、モリノカレバタケの仲間など、どこに行っても夏のきのこが相変わらず多数発生している。フウセンタケ属もいろいろな種類が見られるようになってきた。
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