2012年10月8日()
 
長い長い柄をもつ担子器
 
 背面がつるつるのアンズタケ類に出会った(a〜c)。アンズタケモドキらしいが、背面には全く脈やシワがなくノッペラボウだ。胞子紋は黄色で、顕微鏡下でも胞子に色味が少し残っていた(d)。コットンブルーで染めると、一部が濃色に染まった(e)。子実層には担子器がビッシリ並んでいる(f)。フロキシンで封入して押し潰した。担子器の柄はとにかく長い(g〜i)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
 朝、雨のなかイチジクの熟しかけた実に雨蛙が鎮座していた。午後になってもじっと動かなかった。夕方ふとイチジクを見ると、イチジクは鳥に啄まれて半分ほど無くなっていた。不思議なことに雨蛙は鳥に食われるでもなく、そのまま、イチジクの実の上にジッと佇んでいた(j)。

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