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土の上から出れば「ツチスギタケ」で、材上から出れば「スギタケ」だと、いまだに思い込んでいる人が意外と多い。両者は別種であり肉眼的にも色合からして違う。偉そうなことを言っているが、自分も十数年ほど前には、土から出るものはツチスギタケだと思っていた。 大手出版社の図鑑をはじめ複数のきのこ図鑑のツチスギタケ画像が間違っていることが主因なのだが(山渓図鑑ではいちおう正誤表が出ているが・・・)、ネット上に置かれた「ツチスギタケ」という名の写真は大半がスギタケかその近縁種だ。 「スギタケ」と呼ばれているきのこは実は複数の種がごっちゃになっているらしい。隠蔽種とかコンプレックスと呼ばれるやつだ。なかにはツチスギタケによく似たものもある。 細かい議論は抜きにして、以下(a)〜(l)は、先日川内村で採取したツチスギタケとそのミクロの姿だ。胞子の発芽孔は水やKOHで封入した場合分かりにくいが、濃硫酸で封入すると発芽孔の有無はわかりやすい。(k), (l)はクリソシスチジアを捉えるためKOHで封入している。 一方、ライン下の(a')〜(f')は(広義の)スギタケ画像で、最近10年間に撮影したものだ。 |
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昨日午後、きのこ雑記の「サイト内全文検索」が突然動かなくなっていることに気づいた。一昨日までは異常がなかったから、昨日何かがあったようだ。再び正常に機能するよう修正するのに手間取った。原因は不明だが、CGIプログラムに改ざんされた痕跡があった。 | |||||||||||||||||||||||||
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