2013年7月29日(月)
 
二種のEchinoramaria
 
 胞子に棘のあるタイプのホウキタケ、いわゆるEchinoramaria亜属を二種採取してしまった。それぞれ上段と下段に、水封した胞子(b, b')、コットンブルーで封入した胞子(c, c')、担子器(d, d')、クランプをもった菌糸(e, e')を並べてみた。
 上段のホウキタケ(a)はもしかしてコアラホウキタケかと思ったのだが、胞子の形も違えば担子器のタイプ(四胞子性か二胞子性か)も違う。下段のホウキタケは保育社の検索表からはヒメホウキタケに近い仲間らしい。それにしても、胞子に棘ないし大型のイボをもつタイプのホウキタケは、なぜかいずれも皆一風変わった独特の色合いをしている。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(a')
(a')
(b')
(b')
(c')
(c')
(d')
(d')
(e')
(e')
 塩尻市の塩嶺公園や長野市の戸隠大峰自然休養林などを歩き、長岡市、南魚沼市、高崎市を経て、今朝自宅に戻った。長野、新潟では雨には降られなかった。走行約1,600km。

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