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気温が下がりはじめ、川内村のセンボンキツネノサカズキが大きくなり始めた(a〜d)。発生の少なかった昨年と比較しても、今年の発生数は極めて少ない。昨年来の「除染」で発生地の多くが失われてしまったのだからそれも当然なのかもしれない。 自宅庭のアンモニア過剰環境では、このところずっときのこの発生は全くみられなかった。それが、今朝はザラミノヒトヨタケが多数出てきた(e, f)。すっかりペシャンコになった馬糞堆からも数は少ないが、ヒメヒガサヒトヨタケ属のきのこが再び出はじめた。 近郊の寺社林ではアシナガイグチが再び出はじめた(g, h)。昨日は50〜60本ほど幼菌・成菌に出会った。ニワタケも今年は異常発生しているようだ(i, j)。ヘビキノコモドキやシロオニタケも再び出てきた。なかには、まるでコトヒラシロテングタケのようなきのこもある。 コナラとスダジイの斜面では面白いベニタケ属のきのこが多数でていた。写真(k, l)の子実体は、カサの天地がひっくり返った形で直接地表面からでていた。カサの上に小さな別の子実体を付けたものは過去に何度もであっているが、地表から逆さに出ているものに出会ったのは初めてだ。当初誰かのいたずらかと思ったが、他にも柄の途中から新たに子実体を発生させたもの、カサの縁に逆さに子実体を付けたものなど、色々な奇形がみられた。なお、このきのこ、傷つけるとはじめ赤変しやがて黒変する。 |
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