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カサの中央に蓋がついたような奇妙な姿のきのこが出ていると、友人から連絡があり一緒に行ってみた。若いマツ林の足下には、よく成長したフユヤマタケが多数出ていた。 それらの中に、面白い形に成長した子実体がいくつも見られた。生育途上で何らかの要因で脱分化が起こりその後再び成長したようにもみえる。そうだとすれば、上段のカサにもヒダが生じるだろう。昨秋も小さなキノコを逆さに載せたサマツモドキをみている。 しかし、このフユヤマタケの場合、脱分化によるものではなさそうだ。多段の上部が中心軸上にあって裏面にヒダはなく、子実本体のカサ表皮が剥がれていることなどから、極度の乾燥に見舞われて亀裂が入ったあと再び成長したように思える。 |
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いずれにせよ東北の地で厳冬期にハラタケ型のきのこが出ていることに感動を覚える。 | |||||||
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