2014年7月12日() まるで冗談を絵に描いたような
 友人の案内で近くの市街地の公園に行って驚いた。公園の隅の方の幅の広い道路に面した帯状の狭い一画(幅15メートル長さ100メートルほど)にきのこが所狭しと出ていた(a)。あちこちに大型菌がフェアリーリングを作っていた(b)。群生していたのはヤマドリタケモドキ(b, c, d)、アカヤマドリ(e)、アンズタケ(r)、テングタケ類、ベニタケ類、アセタケ類だった。
 ミドリニガイグチかキアミアシイグチの幼菌(f)もあちこちに見られた(f)。テングタケ類ではヘビキノコモドキ?が数ヵ所で大群落を作っていた(g, h)。二系統の色の異なるテングタケ?も大きなリングを作っていた(i, j; k, l)。キヒダタケの仲間はヒダの疎密の変異が大きかった(m, n)。
 クロハツの仲間のきのこが大群落を作っていた(o, p)。ヒダが非常に密で(q)、前日までに発生したものはすっかり真っ黒になっていた。傷つけても赤変することなく、そのまま黒変していく。
 このほかにも、ムラサキホウキタケ、アカヤマタケ属、フウセンタケ属が至るところで見られた。とくにアセタケ属は種類が多く優に五種を数えた。この場所は例年美しいキタマゴタケが出るというが、この日は残っていたひとつが訪問者によって崩されていた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 am4:24にやや強い地震あり、震度四。裏山の露岩に異常なし。昨日は温帯性低気圧に変わった台風が襲来したが、特に風雨が強くなることもなく、ただやたらに蒸し暑くなった。


日( )
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