楢葉町の高線量地域の渓谷にて | |||||||||||||
楢葉町の(放射線)高線量地域である木戸川上流の渓谷に入った。ここはコナラ、ミズナラ、モミ、ブナ、アカマツの混じる林が広がっている。地表はかなり乾燥気味だったが、結構いろいろなきのこが出ていた(雑記2013.8.11)。 胞子の表面模様が美しいキクバナイグチ(a, b)、胞子表面に淡い縦スジのあるミヤマベニイグチ(c, d)、KOHで胞子が黄金色になるウツロイイグチ(e, f)をはじめ、イグチ類が多かった。イノシシが掘り返した跡に、カサと柄がブドウ色で傷つけても変色しないイグチ(g, h)が出ていた。 この時期必ず出るのがニワタケ(i, j)で、十数個がモミの周辺に発生していた。ミズナラの地際に大きなオオミヤマトンビマイが出ていた(k)。モミの斜面ではコウモリタケ(l)、柄の太さに大きなばらつきのあるウツロイイグチ、タマゴタケなどが乾燥した姿をさらしていた。 |
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昨日この地域の放射線量は0.46〜0.78μSv/hだった。昨年同期より若干低い。 | |||||||||||||
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