2014年9月13日() もう一つの大きなテングタケ属
 前日と同じ川内村の「祢宜の鉾」山頂近くの斜面に出ていた大きなテングタケだ。カサ表皮は若い菌では全体が疣状だが、成菌ではカサの縁にだけ疣が残り他は亀甲状になる。ツバは絹糸状の薄膜でフウセンタケ属のコルチナ(クモの巣膜)を想起させる。柄の表皮に触れると粉がベトベトに付着する。子ヒダや孫ヒダの縁は切型で(e)、胞子(f)はアミロイド(g)など、他の特徴はカサ表皮(j, k)も含めて前日のテングタケ属(雑記2014.9.12)とほとんど同一だ。フィールドでは別種に見えたが、この両者は同一種で単に成長のステージが異なるだけの可能性が大きい。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 
 [自宅から四キロメートル圏のきのこ]
 石森山の自宅近くの斜面や尾根スジではウラベニホテイシメジ(m, n)やらサクラシメジ(r)が出始めた。両者ともまだ幼菌ばかりだ。ウラベニホテイと間違いやすいクサウラベニタケも多数でている(o, p, q)。シロアンズタケ(s)、スジチャダイゴケ(s)も出ている。タマゴタケ(t)、シロテングタケ(u)、シロオニタケモドキ(v, r)、テングタケ、ツルタケ、カバイロツルタケ、チチタケは多数出ている。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
(s)
(s)
(t)
(t)
(u)
(u)
(v)
(v)
(r)
(r)
(s)
(s)


日( )
HOME