「らしくない」姿のツチスギタケ | |||||||||||||
典型的なツチスギタケ(b)の近くに、カサが盃状に反り上がって束生しているきのこがあった(a)。色やカサ表皮の様子、柄をみるとツチスギタケなのだが、全体的な印象はまるで別のきのこを思わせる。念のためにミクロの姿を確認してみた 胞子の発芽孔は水やKOHでは分かりにくいが、濃硫酸で封入すると比較的わかりやすい。縁シスチジア(g, h)、クリソシスチジア(i)はまさにツチスギタケそのものだ。普通の側シスチジアはフロキシンで赤く染まるが(k)、クリソシスチジアは赤茶色になる(l)。 |
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昨日は神奈川からAさん夫妻とSさんがやってきた。一緒に近くの石森山の斜面に入るとサクラシメジがかなり出始めていた。今日から日本菌学会等のフォーレが仙台で始まる。三人とも早朝仙台に向けて出発していった。 | |||||||||||||
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