イボタケ科とニンギョウタケモドキ科の群落 | |||||||||||||
仙台フォーレの帰路わが家にやってきた菌懇会のジイ(G)さんと三人で飯舘村の山を歩いた。主目的は放射線量測定用のきのこの採取だ。そのため、高線量地域に入ることにした。国道六号線が通れるようになったので2時間半ほどで目的地に到着できた。このところ雨が降っていないせいかハラタケ型の新鮮なきのこは少なかったがサンプルはかなり集まった。 思いがけないことに、ヌメリアイタケ(a〜c)、カラスタケ(d〜f)、ニンギョウタケモドキ(g, h)、ニンギョウタケ(i, j)、コウタケ(k, l)に出会った。ヌメリアイタケは40〜60株ほどが群れを作っていた。カラスタケは100以上の株がいたるところに出ていた。ニンギョウタケは数十の大きな株が列をなしていた。ニンギョウタケモドキがこれほど多数でている光景には始めて出会った。少なくとも70〜80ほどの株が見られた。コウタケも10数株以上が隣接して出ていた。 採取して持ち帰ったのはそれぞれほんのわずかだった。よい被写体が多数あったが目移りして結局まともな画像を得ることはできなかった。いずれにせよ、珍しいきのこやふだんなかなか出会えないきのこにいろいろ出会えた貴重な一日だった。 |
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ジイさんは夜遅くまで標本の掃除・生重量の測定と記録・DNA採取・乾燥といった作業をしていた。もちろんアルコールを友にして。昨夜から乾燥機三台がフル稼働しはじめたので、今朝は部屋中に乾燥中のきのこの臭いが蔓延している。 | |||||||||||||
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