クロカワの胞子:図鑑によれば「類球形」! | |||||||||||||
保育社図鑑によれば、クロカワの胞子は「類球形,疣があり,無色,4.5×6μm」とあるが描画による図は掲載されていない。そこで先日日光市の都市公園で採取して酒の肴にしたクロカワを題材にミクロの姿を楽しんだ。まずは肝心要の胞子の姿だ。ん!「類球形」!?!? 最初に水で封入して輪郭部に合焦した(c)。次にメルツァー液で封入して、疣の先端部に合焦したのち(d)、輪郭部に合焦した(e)。単に水で封入した場合よりも、メルツァー液で封入したほうが見やすくなっている。最後にフロキシンで染めて水で封入した(g, h)。 子実層を切り出してみたが、水だけで封入したところコントラストが弱すぎるので、そのままフロキシンで染めてみた(g)。そのまま倍率を上げて先端(i)と側面(j)を確認した。あわせて担子器を覗いてみた(k)。なお、菌糸にはクランプがある(l)。 |
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今日から13日(日曜日)まで、長野県松原湖周辺で行われる三重菌輪の会の信州合宿に参加。今年の三重合宿は総勢16名とのこと。予定では帰宅は13日夜になる。 日光市では強い雨が連続4日間も降り続け、10日には24時間の総雨量が平年の9月一ヶ月分の二倍の量に達した。ついには「大雨特別警報」「土砂崩れ特別警報」「河川氾濫特別警報」などが出た。周辺の公共交通機関はすべてストップし、至るところで土砂崩れや河川氾濫のため道路もズタズタになっている。目的地に到着できるのは一体いつになることやら。 |
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