ブナとその周辺に見られたきのこ | |||||||||||||
昨日午前中に中禅寺湖畔のブナとモミ主体の林を散策した。全般的にきのこは少なかったが、深く積もった落ち葉の中から、淡紫色を帯びたフウセンタケや柄の基部がポッコリ膨らんだ茶褐色のフウセンタケ類がいろいろ出ていて、山にはすっかり秋の気配が漂っている。それらはさておいて、ここではブナとその周辺で見られたキノコだけを取り上げた。 ブナの立ち枯れや倒木からはあちこちでツキヨタケがでていた(a〜d)。また、スギタケの仲間の幼菌らしいきのこが美しかった(e, f)。ふと立ち枯れのブナを見上げるとヌメリツバタケモドキが群生していた(h)。その根本付近からはスギタケの幼菌もでていた(g)。地表に目をやるとキヒダマツシメジ(i, j)やらオオキツネタケ、アカモミタケ、クチベニタケ(k, l)などが見られた。 |
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[二つの話題:マクキヌガサタケとツキヨタケ] 今月15日に中禅寺湖畔からマクキヌガサタケのタマゴ(菌蕾)を持ち帰り(m)、自宅のタッパウエアに据え付けて机の上に置いた。毎日朝と夕に霧吹きで水を与えていたが、一週間ほどはさしたる変化はなかった。数日前から頭部が突出し始めた(n)。しかし、触れてみると固くて開花?はまだまだ先だろうと思っていた。ところが、今日(9/25)の早朝ふと見ると、厚い外皮を突き破ってすっかり成長しきっていた(o, p)。持ち帰ってからちょうど10日目に開いたことになる。 二つ目はツキヨタケ。昨日中禅寺湖畔のブナ林から持ち帰ったツキヨタケはとても明るく発光した(q, r)。隣人と一緒にしばし淡い明かりを楽しんだ。かつて日光のツキヨタケは光らないか光ってもとても暗いという印象があったが、昨夜の明かるさはそんな話題をすっかり吹き飛ばした。 |
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