ヒメワカフサタケの検鏡:たまにはHebelomaも | |||||||||||||
先日近郊の都市公園で採取したヒメワカフサタケ(a, b)を検鏡した。胞子紋は短時間でたっぷり落ちた。それを油浸対物100倍レンズで、胞子表面に合焦したり(c)、胞子輪郭部に合焦(d)してみた。表面には微細な疣がある。ついでヒダの断面を薄手(e)や厚手(f)に切り出してみて、シスチジアの有無をみた。縁シスチジアはあるが(g)、側シスチジアは見当たらない(h)。 ついでヒダを一枚スライドグラスに寝かせて縁をみた(i)。倍率を上げてみると縁シスチジアが明瞭にわかる(j)。ヒダの縁を含むごく一部をピンセットでつまみとって、フロキシンで染めKOHで封入すると縁シスチジアの全体像がよくわかる(k)。担子器の基部にはクランプがあるようだ(l)。 記録としてきちんと残すためには、カサ表皮の構造と柄表面のミクロの姿を観察する必要があるが、種の同定のためだけであれば、わざわざヒダ切片を切りだすまでもない。胞子とシスチジアさえ確認すれば「××ではない」「△△の可能性がある」といったことがわかる。 |
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サブパソコンをWindows7からWindows10にアップしてみた。AcronisTrueImageやプリンタとスキャナの類が非対応で使えなくなった。一部のプリンタはメーカーが対応ドライバを公開しているが、NECのレーザープリンタは未対応。対応予定はあるが提供日未定とのこと。 そのWindows10だが、悪評散々だったWindows8とWindows7を折衷したような中途半端な画面で、使い勝手や体感的速度はWindows7とほとんど変わらない。安定してWindows7が動いている環境であればアップせずにそのまま使ったほうが賢明だ。Windows8.1の環境で使っているのであればWindows10にアップした方が使い勝手は良くなるだろう。 |
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