中禅寺湖周回線歩道を散策 | |||||||||||||||||||
このところずっと雨もなく空気もよく乾燥している。近郊の都市公園にはきのこはほとんどない。紅葉狩りを兼ねて中禅寺湖畔の菖蒲が浜から千手ヶ浜への遊歩道を散策した。この中禅寺湖周回線歩道を菖蒲が浜から歩いたのは15年ぶりのことだ(a)。 過去の記憶はかなり曖昧にしか残っていなかったが、この遊歩道は予想外に興味深く景観も優れたものだった。ミズナラとダケカンバとトチノキの巨木が多い。ただ今シーズンのきのこは既に終わりを告げていて、柔らかいきのこは極端に少なく、多くはすっかり乾燥していた。 そんな中で見られたのは、ヌメリスギタケモドキ(b〜d)、チャナメツムタケ(e, f)、ザラミノシメジ属のきのこ(g, h)、材上生のキシメジ科と思われるきのこ(i, j)、発生途上で干からびたクリタケ(n)、ツバをもった大型菌(o, p)、クチベニタケ(q)、立木の上に発生したホコリタケの仲間(r)など。特筆すべきはオドタケで、大抵は幼菌のうちに採取されてしまうので、この写真のように大きく成長した姿はなかなか見られない(k〜m)。 |
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この遊歩道には日当たりのよい岸壁や大岩が多く、そこにはイワタケをはじめ、いろいろなイワタケ属(Umbilicaria)の地衣が多数着いていた。ハイカーの姿は意外と少なかった。 | |||||||||||||||||||
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