2015年12月1日(火) 奥日光ハイブリッドバス運行最終日に
 奥日光の赤沼車庫から千手ヶ浜までを結ぶハイブリッドバスは例年11月30日をもって運休になる。運行最終日の昨日、始発のバスに乗るべく朝七時前に自宅を出発した。
 赤沼駐車場に到着すると車は数えるほどしかなく(g)、乗客はわれわれ二人を加えても十人に満たず、他の客はオオワシなどの撮影を目的の鳥屋さんだった。路面はすっかり凍り(i)、小田代原もすっかり冬景色で(k)、雪と氷に被われた西ノ湖周辺には誰もいなかった(l)。早朝は曇っていた空も午前九時過ぎにはすっかり晴れ上がり山がとても美しかった(j)。
 散策した周辺はどこも雪に覆われていて、地上生の軟質菌が出ていたとしても見えない。材上生の軟質菌にもまったく出会わなかった。硬いきのこでは、コフキサルノコシカケ、ツリガネタケ、カワラタケ、カイガラタケ、ツヤウチワタケ、チャウロコタケ等によく出会った。興味深かったのはハルニレの根元に「猿の腰掛け」ならぬ「猿のテーブル」ほどの大きさに広がった多年生の白色きのこ(a, b)と、立ち枯れの巨木の洞に出た真っ黒い大きなきのこ(c, d)だった。カバノアナタケの菌核(e)や大型のヒダキクラゲ(f)にも出会った。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 来年1月9日と31日に行われるスライド会の日の宿を千葉県と神奈川県に予約した。希望のタイプの部屋は既にアキがなかったり、宿自体が満杯だったりした。


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