大木の高い所の巨大な硬質菌二点 | |||||||||||||
一昨日の戦場ヶ原遊歩道では、大きな樹木の高い所から発生している巨大な硬質菌にいくつか出会った。これらのキノコがいったい何者なのか知ろうとすれば結構難儀する。背伸びをしてもキノコには手が届かない。よしんば届いたとしても硬くて一部を切り出すのが大変だ。以下の二つは種名にまでは到達できなかった。両者とも左右60cm以上あった。 上段のキノコは広葉樹の高さ4mほどの位置に着いていた(a, b)。2mほどの枯れ枝を見つけて、子実層と思われる部分を何度かつついて一部を入手した(c)。発生からかなり時間が経っているのか、子実層は真っ黒でとても脆い。孔口は2〜4個/1mm。どうやってほぐしても菌糸らしきものが見つからなかった(f)。何度やっても結果は同じだった。まったくのお手上げ! 下段のきのこはミズナラの高さ5mほどの位置に着いていた(g)。やっとのことで見つけた長い枯れ枝で子実層をつついてかけらをいくつか入手できた(h)。孔口は2〜4個/1mmだが、乱れた形の方が多い(j)。これは簡単にほぐせて、多数の剛毛体があることがわかった。菌糸構造は二菌糸型で、Phellinus(キコブタケ属)らしいことまでは判明した。でもそれまでだった! |
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昨日も異常に暖かな一日だった。マスコミによれば3月末から4月の陽気だったという。
[pm3:00追補] [オオカボチャタケの老菌だった!] |
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