2016年1月13日(水) すっかり乾燥しきったチヂレタケ
 朝の散歩の途中で足下に落ちていた細い枯れ枝にクシャクシャになって乾燥した小さなきのこが多数着いていた(a)。拾い上げてよく見るとチヂレタケのように見えた(b, c)。子実層面が血色に染まったものがないか探してみたが、そういった子実体はなかった(雑記2016.1.8)。ポケットには紙袋が入っていたので持ち帰った。
 改めて室内で撮影し(d)、断面を切ったり(e)、フロキシンで染めてKOHでバラしてみると、クランプがあり(f)、菌糸表面には微粒子が多数付着している様子を確認できた。半日ほどカバーグラスの上に伏せて蓋をしてみたが胞子紋はまった落ちなかった。チヂレタケに間違いない。ずっと以前に発生したわけではなく、連日の乾燥で縮れていたようだ。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
[久しぶりの冬場の前日光基幹林道]
 半年ぶりに古峯神社から前日光基幹林道に入った(雑記2015.7.26)。例によって周辺の林道にいろいろ分け入った。標高600mあたりから上は例年ならば雪がつき路面が凍結しているが今年は全く雪がない。横根山(alt 1,373m)や井戸湿原へ向かう林道は途中で通行止めとなり、その先は路面がツルツルに凍っていた。途中の杉林で出会ったきのこはカワラタケ、アラゲカワラタケ、カイガラタケ、シハイタケ、シックイタケ、ヒメシロカイメンタケだけだった。
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
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(j)
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(k)
(k)
(l)
(l)


日( )
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