| 2016年1月21日(木) | エビウラタケ:白毛革質のカサとゼラチン質の管孔 | 
| 佐野市の石灰岩地で、真っ黒に焦げた切り株にエビウラタケが群生していた(a)。カサは白毛を帯びた革質だが(c, d)、管孔部は膠質で、カサ肉と管孔部との間には暗紫色のゼラチン層がある(f, g)。このためきのこ全体はとても柔軟性がある。孔口は4〜6個/1mm(e)。 新鮮なよい状態だったらしく、1時間ほどで胞子紋がたっぷり落ちた。対物40倍で覗いたところ胞子は透明でコントラストが弱い(h)。そこでフロキシンで染めて油浸対物100倍にすると、ソーセージ形の胞子を確認できた(i)。胞子は非アミロイド(j)。菌糸構造は一菌糸型でクランプがある(k)。子実層をみると担子小柄をつけた担子器も見られた(l)。
 
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|  (a)
 |  (b)
 |  (c)
 |  (d)
 |  (e)
 |  (f)
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|  (g)
 |  (h)
 |  (i)
 |  (j)
 |  (k)
 |  (l)
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| [市営温泉「やしおの湯」へ出直し さすがに三日連続での臨時休館はないだろうと思い、懲りずに「やしおの湯」へ向かった。わずかに雪が舞ってはいたが既に路面に雪はない。御幸町の土産店通りを過ぎ(m)、神橋の交差点もすんなりと通過し(n)、雪道をわずかに走って「やしおの湯」に到着した(o, p)。除雪も済み駐車場にはふだんの半分くらいの車両が駐まっていた(q)。温泉でのんびりしてから帰宅の途についた。自宅近くのインターチェンジ周辺も通行車両は至って少なかった(r)。
 
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