2016年1月29日(金) 佐野市木浦原のザゼンソウ群生地
 昨日佐野市葛生の喜多山公園(alt 130〜230m)を散策した。この公園にはいたる所に石灰露岩があるので、久しぶりに石灰岩生のきのこを探した。雪はまったくなかったが、きのこもカワラタケ、シックイタケ、アラゲカワラタケ、スエヒロタケ、ネンドタケしか見られなかった。
 そのまま先に進み秋山川に沿った県道を北上して木浦原に向かった。日陰の道は凍結した路面が続き、標高300mあたりから先では路面がすっかり雪に被われ(a)、観光客の車が走れる状態ではない。木浦原のザゼンソウ群生地は杉林の中にある(b, c)。採取して持ち帰る不逞の輩が多かったため、今は群落全体がコンクリート製の柵と鉄条網で囲われている(d)。
 例年花季は2月末から3月中頃までだが、今年は少し早くなりそうだ。この日は、やっと円錐形の苞(ほう)を伸ばし始めたものが、水流の際にいくつか見られただけだった(e, f)。見頃はまだ三週間以上先になろうか。その頃には路面の雪も大半は消えていることだろう。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日はよく晴れて穏やかな一日だった。気温も高くなり、自宅の屋外では10度を超えた。


日( )
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