2016年4月29日(金) アシナガイタチタケ:シスチジアが顕著
 宇都宮美術館のある文化の森でもいろいろなキノコが出始めた。春によく見られるアシナガイタチタケがあちこちに出ていたので数個を持ち帰った。胞子は水で封入しようと(d)、KOHで封入しようと(e)、色や大きさなどにほとんど変化はない。しかし、濃硫酸で封入すると変色して発芽孔がさらに明瞭になる(f)。
 ヒダを一枚切り出して先端をみると丸い縁シスチジアが多数ある(g)。側面にはボーリングピンのような形をした側シスチジアが多数みられる(h)。それぞれを倍率を上げて見てみた(i, j)。傘表皮は球形の細胞からなる(k)。担子器はこの仲間の一般的な姿をしている(l)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 いよいよゴールデンウィークに入った。昨日あたりから県外車が目立つようになり、二社一寺周辺には外国人の姿も多くなってきた。表通りでは車の渋滞が始まるようだ。


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