久しぶりの冬虫夏草:残念ながらギロチン | |||||||||||||
朝四人で中禅寺湖畔へ向かった。よく晴れた空の下、男体山に見守られながら地下生菌探索をメインにのんびりと歩いた(a〜d)。地下生菌の方は残念ながら予期したような成果は得られなかったが、楽しい一日を過ごすことができた。 コガネムシタケの仲間と思われる黒くて細長い虫草に出会った(e, f)。最初の2本は20cmほどの深さまで掘ったがそこでギロチン。次に掘り手をH君に変わってもらい、1時間以上かけて30cmほどの深さまで掘ってホストを追ったが(d)、網の目のように張り巡らされた樹木の毛根に邪魔されて、ついにホストにたどり着けずにギロチンとあいなった。他にも4〜5本の子実体を見つけたが、それらに手をつけるのはやめた。周辺にはハチタケと思われる虫草もあった(g, h)。 きのこの仲間は少なく、クロニガイグチ、シロヤマイグチ、ツキヨタケ、ハンノキイグチ(i, j)、ホウライタケの仲間、ホオベニタケなどがわずかに見られた。虫草を見つけた周辺の朽木からハマシメジに似た姿のきのこが出ていた(k, l)。 [追記:2016.8.17] 冬虫夏草として取り上げた黒くて細長い子実体は、全く別の子嚢菌であるXylariaの仲間だった。そりゃあ、掘っても掘っても虫体にたどり着けるはずがない。なんとも情けない誤同定を犯してしまったことか! それにしても地中深く細根を伸ばしているかのような長い長い柄をもったXylariaがいることに改めて驚いた。 |
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沢筋で足首と左手をアブに刺された。瞬時猛烈な痛みが走り、傷口を中心に腫れあがった。 | |||||||||||||
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