巨大なオドタケ束生群 | |||||||||||||||||||
RDB検討種がらみの調査のため奥日光千手が浜の周辺を歩いた。主たる調査目標のきのこはオドタケとニカワウロコタケ。両者とも本州ではハルニレに特有のきのこだ。 探索を始めてすぐに出会ったのはオドタケだった。ハルニレ巨木の根元の洞に一抱えもありそうな巨大な束生群がでていた(a〜d)。ハルニレそのものはまだ元気のよい樹木だった。オドタケは採取できたので、そのあとはもっぱらニカワウロコタケ探しに時間を費やした。結局、ニカワウロコタケとしては小さなものを一つだけ見つけただけに終わった(e, f)。 ハルニレの倒木から見慣れないきのこがでていた(g, h)。姿かたちはまるでホンシメジの幼菌を大きくしたかのようだ。ヒダは密で柄は硬くしまってしっかりしている。姿こそ大きいがまだ幼菌らしくて胞子紋は全く落ちなかった。シロタモギタケの幼菌に間違いなさそうだ。 他には何ヶ所かでヤマブシタケ(j, k)やナラタケ(n)、チャナメツムタケ(o)、クリタケ(p)、ヌメリスギタケモドキ(q)、スギタケ(r)、ツキヨタケ(s)、ムキタケ、トビイロノボリリュウタケ(i)などにも出会った。特にヌメリスギタケ(l)が、立木の上から下までビッシリついている姿は壮観だった。 |
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小学校の秋の遠足シーズンが始まったらしく、奥日光はちびっ子たちであふれかえっていた。また、子供たちを運ぶ大型観光バスが群れを成して走り、駐車場でもひしめきあっていた。 | |||||||||||||||||||
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