これもヒイロベニヒダタケなのだろうか? | |||||||||||||
奥日光千手が浜で倒木の隙間からPluteus(ウラベニガサ属)と思われるきのこが出ていた。無理な姿勢で発生していたので、うまく取り出せなかった(b)。ヒダの柄に対するつき方は離生ないし湾生(c)。胞子(d)は非アミロイド(e)。ヒダの断面を切り出すと、ひだ実質は逆散開型で、縁シスチジアと側シスチジアがみられる(f, g)。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせて(h)、縁を見ると薄膜の縁シスチジアがみられる(i)。クランプはない。フロキシンで染めて縁シスチジアを見ると薄膜嚢状(j)。側シスチジアはややフラスコ状。カサ表皮は薄膜嚢状の細胞が柵状ないし子実層状に並んでいる(k, l)。ヒダが離生ないし湾生で実質が逆散開型だからウラベニガサ属には間違いない。 保育社図鑑に従えばヒメベニヒダタケ節(Sect. Celluloderma)に落ちる。ヒイロベニヒダタケに似ているようだが、これまでに見てきたものとはなんとなく違うように思える。でも、ヒイロベニヒダタケとしてよいのかもしれない。 |
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今朝の気温は12度だが、昨日朝は10度を割っていた。急に冷え込みがやってきた。そこで、扇風機をしまいファンヒーターを出した。午後、灯油缶を引っ張り出して灯油を買いに行ってきた。炬燵もいつでも使える状態に準備した。衣類の入れ替えも済ませた。 | |||||||||||||
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