スナゴケの仲間で観察の練習 | |||||||||||||||||||
「今日の雑記」を「きのこ雑記」から完全に切り離したことで、きのこと全く関係ない事柄でも気楽に「雑記」にメモすることができるようになった。そこで、昨日の雑記で取り上げたコケのうち、スナゴケの仲間をちょこっと確かめた結果の一部を画像主体に列挙してみた。 道路端の砂利交じりの場所に、冴えない茶褐色のポッコリした群落をつくっていた(a〜c)。湿らすと鮮やかな黄緑色になり花が開いたような姿に変身する(d, e)。いくつかを引っこ抜いてみると茎は2〜4cmほどあった(f)。葉を取り外して、乾状態(g)と湿状態(h)で並べてみた。一本の明瞭な中肋が先端まで達している(i)。先端は透明な芒となり(i, j)、芒の基部から葉の基部までの細胞表面には高い疣が複数ある(k, l)。細胞の壁はかなり肥厚している。KOHで封入すると全体に赤みを帯びた(m, n)。葉の基部の翼部の細胞は大型で疣はない(n)。 葉の長さは2〜2.5mmほどあるのだが、何と言っても一細胞層からなっているので、葉の断面の切りだしは思いの他難しい。何枚も切ってみて、そのうちから葉の断面や中肋の断面が比較的よくわかるものを、対物40倍(o, q)と油浸対物100倍(p, r)で並べてみた。 きのこを観察する場合は、しばしばヒダやカサ表皮の断面を薄切りにする必要があり、検鏡には対物100倍を繁用することになる。しかし、コケの観察では油浸対物100倍はほぼ不要と思われる。40倍で細かな構造も十分よくわかる(o, q ←→ p, r)。 |
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午前中に日光だいや川公園を40数分間ほど散策した。犬連れの人、両手のストックをついて歩く人、ジョギングをする人、ウオーキングをする人などが意外と多かった。 午後2:00過ぎに出発してやしおの湯に行った。神橋周辺がとても混雑していた。予想に反して風呂も意外と混みあっていた。でも、前日のかたくりの湯ほどの混雑ではなかった。 |
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