最悪の体調だった最後のギリシア語講座 | |
昨日はこの一年間続けてきたギリシア語とラテン語の読書会の最終日だった。その前の週の講座を風邪で欠席していたので、何が何でも出席したいと思って東京まででかけた。 西川口駅前に車を停めて歩き出す頃には、再び高熱発作が始まりやっとのことでフラフラしながら大学の最寄り駅にたどり着いた。いつも港区立図書館で直前の準備をしてから、読書会に臨むのが習慣となっていた。ところが意識が朦朧として、結局図書館のソファーにまどろみながら時間だけが経過していった。テキストは一ページたりとも開かなかった。 結局なんの下準備もできないまま、大学の講義室に到着した。メンバーはなじみの12名だけだった。声を出そうとすると激しくむせるので、講師にはもっぱら聴講のみと文書で伝えた。講読会が始まると意識はますます朦朧として、気が付くとしばしば眠っていた。三時間の講座がこれほど辛かったことはなかった。ノートには赤字がビッシリ書き込まれていたから、話を聞いては書き留めていたようだ。しかし、判読困難な文字が溢れていた。 結局講座が終了すると躊躇なく西川口のホテルに向かった。会場から1時間少々に過ぎないのだが、これが丸一日かかったかのように長かった。夜になって気が付くと、連れ合いが宴会場から戻っていた。一晩眠ると少し熱も下がったのか、今朝は何とか運転できる状態まで回復していた。帰宅したのはam9:20頃。自宅は天然冷蔵庫ならぬ、室温2〜3度だった。 いくつかの疑問点が解消され、ギリシア語読書会の最終講座に出席したのは無駄ではなかったが、議論にも参加できず、ただ熱にうなされていただけの最悪の受講だった。 |
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