また玄関前に繊細なきのこが | |||||||||||||
昨日は終日小雨だった。ちょうどよいので、不足していた夏物衣類を買いにユニクロや衣料品店を回った。今市駅近くのスーパーの駐車場がやけに混んでいた。 店に出かけるために玄関の戸を開けると、すぐ前に繊細で脆そうなきのこがでていた(a, b)。ヒダはやや密で(c)、ルーペで見ると側シスチジアはなさそうだ(d)。水封では胞子に発芽孔があるのかよくわからないが(e)、濃硫酸で封入すると発芽孔があることがわかった(f)。 ヒダを寝かせて縁をみると(g, h)、縁シスチジアがあることがわかる(g, h)。そこでヒダの断面を切り出してみた(i, j)。カサの上表皮は丸い細胞からできている(k, l)。ヒダの小片をフロキシンで染めてKOHで封入して軽く押しつぶしてみると、縁シスチジア、菌糸にクランプが見え、担子器基部にベーサルクランプはなさそうだ。オキナタケ属(Bolbitius)のきのこだろうか。 |
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コケ関連のワークショップ用のPDFファイルのたたき台がなんとか出来上がった。時間をおいて見直してから最終的に修正をしなくてはならない。 久しぶりに「こけ雑記」の「観察覚書」に栃木市の満願寺で採集したカヤゴケを追加した。 |
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