日光白根山登山になってしまった | |||||||||||||
亜高山帯針葉樹林のきのこと亜高山岩礫帯のコケを目的に、群馬県片品村の丸沼高原からロープウェイに乗って日光白根山に向かった。山頂駅でロープウェイを降りると日光白根山が眼前に聳えていた。シラビソやコメツガの中を行く登山道を歩きながら、周囲の森に入ってはきのこを探したが、この時期の亜高山帯に出るはずのきのこがほとんどなかった。 樹林帯を抜けて岩礫帯に入ってからは目的のコケを探しながら進んだが、一向に見つけられない。そのうちに山頂に着いてしまった。山頂は三つの頭に分かれているので、すべての頂を踏むには上がったり下がったりしなくてはならなかった。朝の内はよく晴れて遠くまで展望できた。燧岳や武尊山はもちろんのこと、ロープウェイ山頂駅や(e)、池も見下ろせた(f)。 この日出会ったきのこといえば、ヤマイグチ(g)、クロチチタケ(h)、ドクツルタケ(i)、アカツムタケ(j)、ベニタケ属数種、フウセンタケ類数種くらいだった。 あちこちでヒカリゴケに出会えたのは大きな収穫だった(k, l)。このコケはツキヨタケやヤコウタケのように自ら発光しているわけではなく、原糸体が太陽光を反射して青白く光っているので、天候と見る角度によっては光を感じない。 |
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左足の親指の付け根の腫れ、右足の甲の痛みが強いため、山登りも踵で歩くことになり、膝や腰への負担がとても大きいらしい。帰路温泉につかるために車を降りた瞬間、右脚全体が強い痛みを伴って激しく痙攣して10分間ほど動けなかった。何とも情けない話だ。 | |||||||||||||
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