驚異的な動体視力、走行中の助手席から | |||||||||||||
昨日奥日光の金精峠を目指して通勤時刻に家を出た。国道119号、通称日光杉並木街道を走行中、助手席から「トンビ、トンビ!」と声がかかった。そこで急遽Uターンして空地を探したがなかなか見つからない。ようやく狭い空地を見つけて車を停めた。徒歩で狭い歩道を200mほど進むと(a)、その先の杉の巨木の根本付近に若いミヤマトンビマイが出ていた(d)。その50mほど先には更に大きな株(b, c)もあった。若い方の株は差し渡し35cmほど、大きな方は45cmほどあった。それにしてもかなりのスピードで走っていた車の中からよく見つけられるものだ。 現場は狭い国道で、通勤の車が凄まじいスピードで次々やってくる(a)。歩道はとても狭い。きのこの写真(c, d)は車の流れが一瞬途切れる瞬間に、車道に三脚を立てて撮影した。国立科学博物館筑波実験植物園「きのこ展」の展示用野生きのことすることにした。本来なら6〜7月の梅雨の頃に発生するきのこだ。東照宮裏の杉並木でも発生しているはずだと思って、急遽予定を変更して、いろは坂には向かわず、神橋の先から東照宮の裏に向かう道に入った。 杉並木の参道を歩くと、さらに大きな株がいくつもあった。それらの内から2株を展示標本用に採取した(e, f)。これは前述のものよりさらに大きく、それぞれ50cm、60cmほどあった。重さも5〜6Kgほどある。プリウスのトランクに載せるとその二株だけでいっぱいになった。 ミヤマトンビマイ以外にもナカグロモリノカサ(g, h)、ワタカラカサタケ類似菌(i, j)、エリマキツチグリ(k)はじめ、いろいろなきのこも見られたが、これらは見なかったことにして、重い株を抱えて車に戻った。すぐそばでは雌鹿が何事かと、不思議そうに見つめていた(l)。
大きな壊れやすい株を四つ積んで帰宅の途に就いた。これらの株をクール宅急便で送るための段ボールが必要だ。そこで、途中でスーパーによって大きな段ボールを調達して帰宅した。クロネコヤマトのクール便は最大120cmサイズ、15Kgまでなので、この後が大変だった。カッターで段ボールときのこの大きさを調整して、何とか120cmサイズの大型段ボール3箱にこの4つの株を詰め込んだ。とりあえず宅急便の配送センターに手渡してようやく一段落した。
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きのこ「駄言駄菌」に「柄はワタカラカサタケに似ているけれど・・・」を追加した。 | |||||||||||||
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