2018年1月5日(金) 水虫に犯された足の爪:五ヶ月間の変化
 この数十年間、両足の水虫を後生大事にずっと抱え込んできた。時折思い出したように気まぐれに数ヶ月ほど塗り薬を使ってみた。そのせいか、皮膚の症状はこの5年間にほぼ改善した。
 しかし爪の症状は悪化の一途をたどるばかりで、最近数年間には右足親指の爪はすっかり緑色に変色し、皮膚から浮き上がって間にゴミや糸くずが溜まるようにすらなっていた。他の指の爪も歪んで分厚くなり、しばしばヤスリで表面を削り取らねばならず、靴やら靴下を履くにも障害が出るようになっていた。要するに最悪の状態となっていたわけだ。
 10年ほど前に皮膚科の医者から、爪の水虫を治療するには飲み薬を数年間にわたって飲み続ける必要があり、もはや塗り薬で治る段階はとうに過ぎていると指摘された。その時以降、もはやすっかり諦めて長いこと放置していた。

 昨年の春いわき市に住む旧知の友人から、皮膚科で処方された爪の水虫治療の塗り薬が思いの外効果があったと聞かされた。最近は塗り薬の効き目が格段に良くなっているという。ただその塗り薬は、医者の診断書がないと購入できないという。
 そこで、インターネットで調べてみると、薬事法でいう薬ではないが爪の症状改善に効果があるとうたうサイトにたどり着いた。そこで照会されているチューブ成分の分子式を調べてみると、どうやら医者の処方でしか購入できない薬成分の分子式と似通っているように思えた。そこで騙されたと思って、7月にそれを購入した。その顛末は駄言駄菌2017.10.13に記した通りだ。

 結果的にはこの「美容剤」など使わずに、最初から皮膚科にかかって塗り薬を出してもらっていれば、はるかに安価に済んだろうと思われる。塗り続けてみて感じたのは、どうやら最近の塗り薬は昔とは違って、ほんとうに一定の治療効果があるようだ。それを感じるのは塗布開始から満五ヶ月経過した今、確かに一部の爪では症状がかなり改善している。その一方、全く症状に変化のない爪もある。そこで後日のために、右足の指全体、右足の親指、右手の中指に限定して、以下にこの五ヶ月間の変化の様子を列挙してみた。
 

治療経過 右足指 右足親指 右手中指
塗布開始
2017年7月29日
(a0)
(a0)
(b0)
(b0)
(c0)
(c0)
一ヶ月目
2017年8月27日
(a1)
(a1)
(b1)
(b1)
(c1)
(c1)
二ヶ月目
2017年9月26日
(a2)
(a2)
(b2)
(b2)
(c2)
(c2)
三ヶ月目
2017年10月26日
(a3)
(a3)
(b3)
(b3)
(c3)
(c3)
四ヶ月目
2017年11月27日
(a4)
(a4)
(b4)
(b4)
(c4)
(c4)
五ヶ月目
2017年12月30日
(a5)
(a5)
(b5)
(b5)
(c5)
(c5)
 顕著に変化が現れたのは、右足親指(b)と右手中指(c)だ。今は右足親指の爪と皮膚との間に隙間はない。しかし、爪には白濁した部分が随所にみられる。また右手中指の症状はかなり改善された。その一方、左右の足の親指以外の指の症状にはほとんど変化がなく(a)、相変わらずヤスリで削らねばならぬほど分厚くなり、先がボロボロに崩れる症状はかわらない。
 この「美容剤」の配布期限が完了した暁には、もうこれは利用せず、ずっと安価ですむだろうと思われる医師の処方による塗り薬に替えるつもりだ。


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