2018年3月14日(水) |
マツカサキノコモドキ:日光市運動公園の松林 |
昨日はとても暖かい一日だった。午前中はプリウスの六ヶ月点検のため近くのディーラに行き、本を読みながら点検が終了するのを待った。午後日光市運動公園の松林を歩いた。多数の球果が落ちていたが、地中に埋まった松果からマツカサキノコモドキが多数でていた。
このきのこは関東地方では初冬から初春の頃に出るきのこだが、日光の冬は気温が低く地面が凍結しているので、1〜2月にはほとんど見られない。つい最近まで松林にきのこのすがたは全くなかった。先日の雨と最近の暖かい陽気のせいか急に発生し始めた。
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二宮林のHelotiales(ビョウタケ目)
一昨日二宮林で杉枝から出ていたHelotialesのきのこ(g)を切り出してみた。現地では当初チャワンタケの仲間かと思ったが、帰宅後子嚢の先端を見たところ、蓋はなく肥厚したアミロイドの孔があった。最初に水で(h)、ついでメルツァー試薬で封入し(i)、対物20倍で覗いた。対物レンズを油浸100倍にすると、子嚢先端の肥厚した孔が青く染まっていることがよくわかる(j, k)。側糸は糸状(k)。面白半分に押しつぶしてみると、あちこちに単体の子嚢が散らばった(l)。
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マツカサキノコもどきとニセマツカサシメジとの比較は雑記2005.11.13に詳細に記しているので、今回の検鏡結果は今日の雑記では表示しなかった。
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