2018年6月1日(金) この際自分の身辺整理をしなくては
 娘に伴われて市役所に行ってきた。無能なダメ親からでも秀でた子はできるものだ。連れ合いの血をうけたのだろう。それにしても、人一人死ぬとなんと多くの書類を提出しなくてはならないんだろう。葬儀代もそうだが今の日本じゃ死ぬにもずいぶん金がかかるのだと知った。

 自分は飽きっぽくて関心のありかが次々と変わり、その都度興味の赴くままに色々な分野に深入りしてしまう。そのせいで専門書や関連機器などのオモチャがどんどん増えていった。今は全く使わなくなったものや、同じような似通ったものが随分と増えていた。
 すべての部屋に最低一セットのパソコンが鎮座している。Garminの専用GPSを数え上げたら3台もあった。それ以外のメーカーのGPS機器もあった。二人とも電話はガラケーを使ってきたが、自分の周りにはSIMフリーのスマホが3台もあった。いずれもいわゆるスマホとしてではなく、携帯用小型コンピュータとして利用していたけれどもね。

 改めて部屋の中を見回すと、寝具や衣類と暖房器具を除けば、なんと家財類の大半が自分のオモチャだった。連れ合いのオモチャといえば、500冊にも満たない書籍とよく使い込まれた調理器具類だけだった。彼女は料理が好きでしかもとても上手だった。二人の間で共通の遊びであった菌類関係のオモチャを別とすれば、彼女の持ち物はなんと慎ましやかだったのだろう。

 いずれ時間がたてば遺品整理などもしなくてはならないんだろう。でもそれ以前に自分のオモチャを減らしていかなくてはならない。わが家は年金生活家庭だったが収入の大半は彼女の年金だった。今後はささやかな自分の年金収入の範囲で生きていかねばならない。



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