小雨の龍王峡を早朝散策 | |||||||||||||||||||
昨日は終日雨が降ったり止んだり、時に激しい豪雨になったりと不安定な空模様が続いた。早朝6:30頃に龍王峡駅前駐車場に車を停めて歩き出した。霧雨が降っていて、観光客の姿は一人もいなかった。そりゃ当然だろう。こんなに朝早く、しかも雨降りの日に渓谷沿いの遊歩道を歩く物好きはいない。しかし落ち着いてきのこを観察したり撮影したりすることができた。 とにかくきのこがとてもよく発生していて、なかなか先へ進めなかった。 ざっと数えて35〜40種類ほどのハラタケ型のきのこに多数であった。今日はそれらのうちから特に沢山発生していてよく目立たイグチ類とイッポンシメジ属の仲間を気まぐれにいくつか取り上げた。これらのイグチ類はいずれも20〜30個ほどの子実体にであった。 ウツロイイグチがこれほど多数出ている光景は初めてだった(a〜c)。シロヤマイグチはこの渓谷遊歩道ではもともととても多い(d〜f)。アケボノアワタケも色々な姿を見せてくれた(g〜j)。アカヤマドリはいまだに多数出ている(k〜m)。 Entoloma(イッポンシメジ属)では2種類が特に印象的だったのでここに取り上げた。ひとつはちょっと見たところウスムラサキイッポンシメジのように見えたが、ヒダの色や柄の様子がまるで違う。カサ表皮は典型的ではないがこれはナスコンイッポンシメジのようだ(n〜p)。イボカサの仲間はアカイボ、シロイボ、キイボと三種類とも出ていたが、中でも圧倒的に多かったのはキイボカサタケだった(q〜s)。 |
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龍王峡の二つの橋の間を周回する遊歩道は一周しても2Kmに満たないが、この日はあまりにもきのこが多かったので3時間半ほどかかってしまった。シロオニタケやムラサキホウキタケ、ホウキタケの仲間、アカヌマベニタケなども印象的だった。 今日は日光だいや川公園を起点・終点に [ツール・ド・日光 2018] が開催される。このため今日は日光だいや川公園は早朝から多くの人で賑わうので大駐車場も使えず、きのこ観察はほぼ不可能だ。前日の9月8日(土)にはすっかり準備が整っていた。そこで土曜日のうちに公園の1/4ほどを歩いて様子を見ておいた。ここでもきのこは大発生していた。それについては気が向いたら明日の雑記にでも取り上げることにしたい。 |
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