やっと出会えたアオロウジの群落 | |||||||||||||
アオロウジはかつて富士山で何回か採取したことがあるが、いずれもやや老熟して褐色が強く数も少なかった。日光に転居してからいかにもアオロウジが発生しそうな環境を何ヵ所か見つけていた。そこでカミコン(亡き妻)と何度か探し回ったが、昨年まではバクサレ状態のもの少々と、小さいまま乾燥して成熟できなかったものに出会えただけだった。 昨日カミコンに導かれるように鬼怒川温泉の裏山のマツ混じりのコナラ・ミズナラ混生林の急斜面を歩いた。15〜20株ほどが斜面の上から下に縦に連なる形で群生していた(a〜l)。上から見下ろしたり、下から見上げたり、近づいてじっくり見たりと、発生している様をたっぷり堪能できた。 最終的に数ヵ所でこういった群生に出会うことができた。数え上げると100株以上になった。大きなものは一株が40cmほどあった。このうち数株を持ち帰った。 |
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いくつかを食用に回した。さっと湯通しして(m)、昼にフライパンを使ってソテーにしてみた(n, o)。味ぽんや酢をかけて食べた。クロカワをソテーにした時よりも上品な味わいだった。昼食にはほかにも、サクラシメジ、スミゾメシメジ、ヤマブシタケで出汁をとり(q)、唐辛子やシシトウを入れたすまし汁を作った。とても贅沢な昼食だった(r)。 |
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夕食時にはアオロウジの和え物、クロカワのソテー、サクラシメジの煮物、などを作って酒の肴にした。昨日は昼も夜も野生のキノコ三昧となった。 | |||||||||||||
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