30年ぶりの石裂山:低山ながら岩の殿堂 | |||||||||||||
鹿沼市の石裂山(おざくやま alt 879m)を歩いてきた(a, b)。この山は30〜27年ほど前に、カミコン(亡妻)と二人で幼い子供たち3人を連れて登ったのが最後で実に久しぶりだった。登山口の加蘇山神社まではわが家から28Kmほどしかないので、車で40分もあれば到着できる。朝7:50頃に自宅を出て8:30頃に駐車場に到着した(c)。車は他に一台だけだった(c)。 歩き始めてしばらくは沢沿いのやや急な道をたどる(d, e)。途中の径脇にはキヨスミイトゴケ(f)やヒノキゴケ(g)の大群落がみごとだ。やがて行者帰シノ岩が立ちふさがる。急な岩場に梯子と鎖が連なっている(h, i)。よくこんなところにルートを選んだものだ。このあとも東剣ノ峰(m)までは何度も何度もこういった岩場や木の根にしがみついて(k)登る径の連続だ。岸壁の途中ではオオシラガゴケ(j)やミズゴケの仲間(l)が目につく。一時も油断できない上り下りが続く。 |
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東剣ノ峰(m)からは垂直に近い岸壁に長い梯子がいくつもかけられていてこれを降りる(n)。鞍部からは石裂山の岸壁を仰ぐことができる(o)。やがて石裂山の山頂に到着した(p)。am10:30頃だった。男体山や女峰山の見晴らしがよい(q)。ここから月山(つきやま)への径もまた岩場の連続だ(r, s)。月山山頂の祠はもう長いこと壊れたままのようだ(t)。 月山から岩場を下って沢沿いのガレ場の道にでると、スギタケ(u)、ツチスギタケ(v)、ヒイロチャワンタケ(w)などのきのこが足元に多数でていた。昼近くam11:50頃に駐車場に戻ると、朝いた一台の姿はなく、新たに2台がとまっていた(x)。 石裂山は低山ながらコースの大半が急峻な岩場の登降なので結構楽しめる。昨日は出発から戻るまでおよそ3時間20分ほどかかったが、この間一度も休まず、何も飲まず食わずで歩いていたので、やはり少々きつかった。やはり1時間歩いたら5分ほど休み、適度に水分を補給してあるくのが賢明だろう。そうは思いつつ、最近の山歩きはほとんどが休まず飲まず食わずだ。 |
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30年前と比べるとルートが随分整備された。昔は梯子などほとんどなく、鉄鎖とロープだけだった。さらにロープもなくきわどいトラバースもいくつもあった。そんなコースを小さな子供たちがよく歩いたものだと、今更ながらにあらためて呆れたり感心したりした。 | |||||||||||||
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