野草散歩のついでにきのこ:日光だいや川公園 | |||||||||||||||||||
昨日は朝の散歩の舞台を日光だいや川公園にした。野草の図鑑3冊をウエストバッグに収めて公園内の草刈りをあまりしていない領域を中心にのんびり歩いた。 2時間半ほどかけて園内を回ったが、あいにくこれといった目新しい野草に出会うことはできなかった。せっかく持って歩いた図鑑を取り出して確認するチャンスはなかった。その一方で、まだまだ予想外にいろいろなきのこが出ていることに気づいた。ただ秋のきのこはまだ少ない、というか今年はあまり出ていない。 圧倒的に多いのはケシロハツ(a, b)、ツチカブリ(c, d)、ヌメリイグチ(e, f)で園内のいたるところで見られた。さすがにいわゆるチダケ(g, h)は少なかった。ようやくフウセンタケの仲間も顔を出し始めていた(i, j)。興味深かったのは、例年必ず見られるヤグラタケが今年は全くみられず、クロハツモドキの上には何も乗っていない(k)。 マイタケがコナラ老木の基部に出ていたが、半分ほどむしり取られていた(l)。きっと見つけた人がマイタケか否か迷って一部だけ採取したのだろう。 |
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マメ科の野草(Lespedeza sp.)がハイゴケの中に群生していたが(m)、ヤハズソウなのかマルバヤハズソウなのかわからなかった。葉先をそっと引っ張ると矢筈の形に切れ込んだ(n)。そこで柄に生えた毛をルーペで見ると、いずれもみな下向きに生えている(o)。ということはこれはヤハズソウ(L. striata)のようだ。 ゲンノショウコが実をつけ始めているが(p)、まだ弾けて神輿形になったものはなかった(q)。一般に関東から東では白色の花を、西では紫紅色の花をつけるというが、これまでは埼玉や日光では白色の花しか見たことがなかった。昨日の日光だいや川公園では紫紅色の花をつけた株をいくつか見かけた(r)。 |
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