2020年8月16日()  二個咲きの花:ツユクサ
 ツユクサは開花時期が長く初夏からよくみかけた。たいていのツユクサは総苞から一つだけ花を咲かせる(a)。総苞を半分取り除いてみると、たいてい複数の花の蕾が見られ、ふつうは主軸の跡も見られる(b)。しかし主軸の先にはめったに花を咲かせない。
 昨日散歩からの帰り道、ふと自宅前の法面を見ると、主軸の先に開花を終えた花が着いたような花が目に入ってきた(c)。そこで周辺に咲いている沢山のツユクサをじっくり探してみると、総苞から二つ花を咲かせているものがいくつか見つかった(d, e)。
 貝殻状の総苞の手前側半分を取り除いてみると、上側の花は主軸の先端で咲いている(f)。運よく二つ見つけたので、上側の花をじっくりと見たところ、二つの花のいずれも、上側の花では雌しべの発達が極端に悪かった。
 以前から主軸にも花をつけて結果的に総苞から二つの花を咲かせているツユクサに出会いたいと思っていたが、意外と身近なところにあった。これはいわば四葉のクローバーのようなものだ。何となく幸せな気分になった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 昨日も終日猛暑が続いた。結局早朝散歩以外は外出せず、エアコンを稼働させてもっぱら読書をして過ごした。数時間かかる面倒な調理もした。今日も早朝から猛暑。


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