古古米の処置:朝食のパンとして消費できそう | |||||||||||||
先日古い古い米の30Kg袋が玄米の状態で出てきた。いわき市時代に近所の農家から購入したもので、幸い黴にも虫にもやられてなかった。日光市に転居する折に段ボールに入れて運び、つい最近まですっかり忘れていた。気づいたのは今年の2月頃だった。 開けてみるとすっかり変色して暗褐色を帯びていた(a)。目いっぱい削って精米して(b)炊いてみた。何度やってもパサパサで不味くてどうにもならなかった。収穫時から7年も経過しているから無理はない。常識的には飼料か肥料にでもするしかないという。 そんな折、米粒からパンを作るという話題をSNSで知った。ダメもとで米パンを試してみた。材料は米、塩、砂糖、油、イースト、湯(c)。米を2時間ほど水浸(d)、これに(c)の素材を加えて、ミキサーで攪拌すると(e)、ドロドロの液状になった(f)。 これをケーキ作りケースに流し込み(g)、2時間ほど放置すると発酵して倍以上の大きさになった(h)。コンベックスオーブンで250℃、40分間に設定すると、良い色に焼きあがった(i)。取り出してみるとパンそのものになっていた(j, k)。 切ってみると中が殆ど空洞だった(l)。しかし柔らかくてとても美味だった。少なくともスーパーの高級パンより味は上だった。中が空洞になったのは、古古米故の問題なのか、水分とイーストの量にでも問題があったのかもしれない。 |
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一ヶ月間ほど色々試みてきた中で、炊飯器の利用が意外と好成績だった。丸い鏡モチのようなパンが焼きあがる。朝食のパンは週に2〜3回ほど強力粉を焼いてきたが、この先古古米が無くなるまでは、朝食は古古米パンにすることにした。炊いてご飯にすると非常にまずいが、パンにすると意外と美味いしい。さらに何よりも捨てずに済む。 | |||||||||||||
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