ヤマビル軍団の猛攻撃:外山 | |||||||||||||
昨日東照宮など二社一寺の脇を流れる稲荷川河畔に聳える外山に登った(a)。前夜から早朝まで雨が降りam4:00過ぎになってようやく雨は止んだ。自宅からは日光連山はもちろん見えず、近くの城山すら雲の中だった。なんといっても「山の日」だ。そこで金精峠から日光白根山か根名草山にでも登るつもりで、am8:00頃家を出た。 神橋近くになっても空模様は芳しくない。今にでも雨が降りだしそうになってきた。そこで先に進むのは諦めて上鉢石駐車場に車を駐めた(b)。近くの稲荷川の河畔に聳える外山に登ることにした。いつもなら見えているはずの山容はどこにもない(c)。 登山口近くで子タヌキがふらふら歩いていた(d)。いやな予感がした。よく見ればからだ中がヤマビルだらけだった。しゃがみこんで一つ一つ取り除いてやった。20分以上かけて100匹以上取り除いた。腹についたヒルを取り除くため横に寝かせても、子タヌキは大人しかった。すっきりしたのか、何度も振り返りながら立ち去っていった。 深い霧の中を山頂目指した(e, f)。足元は落ち葉が堆積していた(g)。立ち止まるとそこから数十匹のヤマビルが一斉に近寄ってきた。たちまち両足に20匹以上が跳んできた。急いでむしり取ったが、しゃがんだので腕と首にも跳んできた。さらに15m程進むと再び足に違和感を感じた。ズボンを捲し上げてみると、両足に7〜8匹のヒル。むしり取って先を急いだが、15mも進まないうちにまた同じ状態の繰り返しとなった。 結局、山頂まで15〜20m毎に、足や腕に張り付いたヒルをむしり取りながら歩いた。登頂にはふだんの倍以上の時間がかかった(h, i)。山頂でも首、手、腕、足に張り付いたヒルをむしり取る作業に追われた。下山は急いで降りたが、やはり20mも進まないうちに7〜8匹のヒルに張り付かれた。稲荷川の橋まで来ると霧が晴れてきた(j)。 |
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これほど多数のヤマビルに襲われたのは初めてのことだった。20mごとに7〜8匹をむしり取りながら歩いた勘定で、計300匹以上のヒルに張り付かれたことになる。連中は靴下の上からも吸い付いて吸血していた(k, l)。張り付かれたヤマビルは数百匹に及ぶが、血を吸われたのは40〜50匹くらいだろう。 ズボン、シャツ、靴下は広範囲に赤く染まった。なかなか血が止まらず、市営温泉に入るのは諦めた。帰宅してシャワーを浴びると、まだ7〜8匹も体に吸い付いていた。とんだ山の日になった。昼頃からは次第に晴れ間が広がり、とても暑くなった。 |
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