ヒル、ヒル、ヒル、ヒル、ヒル:夫婦山 | |||||||||||||
昨日日蔭牧場の路肩に車を駐めて、夫婦山に登り栗山ダムまで歩いた(a, b)。当初の予定は夫婦山から尾根沿いに月山まで歩き、ダム下広場に降りるつもりだった(b)。 川俣への道から別れ、狭い林道に入りどんどん進む。日蔭牧場まで来ると道幅が広くなり展望も開けた。そこに車を駐めた(c)。霧降高原の六方沢橋も遠望できた(d)。 この先で通行止(e)。柵のすぐ脇に夫婦山への標識があった(f)。一体は深い笹薮で道らしき道はどこにもない。なんとなく獣道のようなところを進む(g)。すぐに腿までビショビショになった(h)。足や脛に違和感を感じつつ夫婦山へ(i)。眼下にはっ栗山ダムが見下ろせる(j)。この先の尾根もずっと深い笹薮(k)。違和感の犯人は常軌を逸するほど凄まじい量のヤマビルだ。ビショ濡れの靴下が赤く染まる(l)。 |
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夫婦山に登る途中から200歩に一度ほど足を止めて、ヒルのむしり取り作業が必要だった。ヌルヌルして掴みどころがなく、さらに皮膚にしっかり食らいついているので一匹ずつ取り除くのに途方もない時間が必要になる。ヒルのむしり取りにはその都度20〜30分ほどかかった。ヒル共は束になって食らいついてくる(m)。多いときは片足だけで50匹ほど着いていた。むしってもむしってもなかなか取り切れない。さらに金属標識のすぐ脇を通ると、先端に上っておいでおいでをしていた(n)。 ヒルのむしり取り作業に思いの外時間がかかり、夫婦山の頂まで予測時間の3倍ほどかかってしまった。このあとダム湖周りの道に出るまで(o)、ずっと深い笹薮が続き、ヒルとの格闘はながながと延長戦になった。迂闊にもヒル対策は全く考えていなかった。 湖面の道に出たときはほっとした(p)。ここで靴を脱ぎ、ズボンも靴下も脱いでヒル退治をした。40分ほどかかって、足首から腿まで60匹ほどのヒルを取り除いた。 |
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ロックフィルダムをじっくり眺めつつ(q)、月山登山口まで来たときには(r)、当初の下山時刻はとうに過ぎていた。再びヒルとの戦いをしつつ月山に登れば、下山時は暗くなってしまう。ダム下の広場(s)を過ぎ、通行禁止区間のトンネルを歩いた(t, u)。明りが点いていた。トンネルをぬけると栗山ダムが見えた(v)。やがて再び車に戻った。 ヒルに吸われた箇所のうちから足首の少し上を確認した(w, x)。脛や腿、両腕も同じようにすっかり血糊がついていた。ざっと数えると200〜250ヶ所ほどやられた。これほど多くのヒルにやられたのは生まれて初めてのことだった。 帰路、鬼怒川公園岩風呂で汗を流した。ここでもまだ5匹ほど皮膚についていた。帰宅後、山で履いていた靴の内底には左右それぞれに5〜6匹のヒルが潰れていた。 |
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