2024年4月15日(月)  今年が最後かもしれない:石裂山
 昨日久しぶりに鹿沼市の石裂山に登った(a)。この山は標高880m弱の低山で歩行距離もとても少ない。しかし腕力と指の力が必要だ。というのは垂直に近い岸壁や木の根を頼りに登降する急峻な尾根があり、長いアルミ製階段や鎖場がいたるところにある。
 am8:00頃加蘇山神社下の駐車場に着いた(b)。日曜日のためすでに多くの車があった。登山口には警告板がある(c)。神社(d)を過ぎてキヨスミイトゴケの生い茂る道を進むと、やがて分岐点に至る(e)。左の道を進む。行者返しの岩から長い鎖場が現れる(f, g)。この先は急峻な尾根や鎖場をいくつも過ぎて東剣ノ峰に着く(h〜k)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 ここから石裂山に向かうには一旦鞍部に降りる。その梯子段がとても急で長い(l, m)。眼前には岩の要塞のような石裂山が聳える(n)。急斜面を上り切ると石裂山の頂だ(o)。アカヤシオ(p)の咲く稜線を進み月山へ(q)。ここからの下降路もまた急峻で、梯子段や鎖やロープがいくつもある。下山中に10数名のパーティーに出会い、彼らが通り過ぎるまで狭い岸壁で7〜8分ほどじっと我慢して待った(r)。登山学校の生徒と講師のいち団だった。狭い岸壁にへばり付いて、すれ違いを待つ時間がとても長く感じた。
 
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 昨年秋頃から持病が急激にますます悪化して、特に右手右足に力を入れることが困難になっている。右の指、特に親指はほとんど力が入らない。そのため石裂山への登山はこの5ヶ月間ほどは躊躇していた。この日は結局右手の指はほとんど使わず、掌で登降する羽目になった。そのため右腕がとても疲れた。来年の今頃は石裂山に登るのは難しくなっているかもしれない。残念だが現実を受け入れざるを得ない。


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