2024年9月27日(金)  岩尾根の難ルートだった:古賀志山
 垂直な岸壁が頻出する岩尾根から古賀志山に登り、下山後最後に湖底を歩いて車に戻った(a)。夜中に降り出した雨が早朝まで降り続いた。その後晴れ間が広がってきたので宇都宮森林公園の駐車場に車を駐めた(b)。赤川ダム湖の水が抜かれていた(c)。
 古賀志山に登るつもりだが、何処から登るかは決めていなかった。リュックの中身は20mザイルと懐中電灯、リンゴ一つだけ。この山は案内図に乗っていない踏み跡が多数ある。それらの多くは上部で垂直に切立った岩場の連続する難コースだ。登攀を断念して引き返すにはザイルが不可欠だ。過去に何度かザイルに助けられてきた。
 一般ルートの北コースを外れてか細い踏み跡に入った(e)。途中にヘルメットを被りザイルを肩に掛けた5〜6人の集団が休んでいた。軽装でヘルメットも被らない年寄りを蔑視するように見ていた。このルートも上部は厳しい岩場なのだろう思った。
 やがて垂壁やら手がかりの乏しい急峻な岩尾根になった。7〜8mの垂壁には鎖の貼られた場所もある(f, g)。これらを登り切るには、岩登りの技術はもちろん、腕力、瞬発力、微妙なバランスが必要だ。進むべきか戻るべきか一瞬躊躇した。
 途中で無理だと判断したらザイルに頼って下山しよう。そこで先に進むことにした。山頂(h)に着いたときは腕がパンパンにはっていた。久々の過度の緊張でかなり汗もかいていた。山頂では展望が開け、遠く筑波山まで見渡せた(i)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 下山路は最も楽な階段コースを降り(j)、途中から弱い踏み跡に入った。合流した林道の両側にはシュウカイドウが延々と1Km以上咲き誇っていた(k)。湖周の遊歩道に出てからは、足元の覚束ない湖底を歩いて(l)、am11:50頃車に戻った。


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