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2017年5月2日(火) この春にも会えたフユノコガサ
 昨日鬼怒川渓谷の龍王峡歩道橋でカンムリタケに出会ったが、そのすぐわきのハイゴケの中からGalerina(ケコガサタケ属)の小さなきのこが出ていた。ちょっと見た目にはケコガサタケ、フユノコガサ、ミズゴケタケ、ミズゴケタケモドキなどのどれにもよく似ていた。柄の色をみるとフユノコガサ、カサの形を見るとケコガサタケ、全体のイメージはミズゴケタケにも見えた。
 第一候補はフユノコガサだったが、この仲間は未知種もあり胞子やシスチジアなどを検鏡しないと妥当な種名を当てはめることはできない。そこで、一部の子実体を持ち帰って検鏡してみた。胞子にはとても微細な微疣はあるが、明らかに胞子盤は見られない。縁シスチジアの先端はやや弱いが球状になっている。さらにいくら探しても、カサ肉にも柄にも子実層托実質にもクランプは見られない。となるとフユノコガサとしてよさそうだ。
 昨年はだいや川公園で5月5日にフユノコガサに出会っている(雑記2016.5.7)。今年もこの時期にフユノコガサとカンムリタケに逢えたことを祝って、帰宅すると瓶ビールで祝杯を挙げた。
 
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(d)
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(e)
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(f)
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 外見はとてもよくにたケコガサタケとフユノコガサとの形質の差異については一昨年の雑記で少していねいに取り上げている(同2015.11.20)。