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2017年5月3日(水) まさか、こんな時期にコウボウフデ!
 鬼怒川遊歩道を散策しているとき、遊歩道脇の落葉の下にどこかで見たことのあるような灰白緑色の異物がみえた。しゃがみこんで落葉をどけてみると、なんとコウボウフデだった(a, b)。しかも複数。秋に見かける姿と寸分違わない姿でそこに立っていた。
 これまでは年越しのコウボウフデは、風雨に晒されてまるで骨のようになってしまい、往時の典型的な姿とはまるで違った形に変形していた(c)。ちなみに昨年同じ鬼怒川遊歩道で出会ったコウボウフデの姿を二つほど掲げてみた(d, e)。この時の子実体と今回出会った子実体を比較してみると、手で触れた柄や頭部、菌蕾の感触にほとんど相違はない。
 一冬を越した子実体とは思えないほど新鮮な子実体だ。晩秋のキノコが初夏に発生する事例はそう珍しいことではない。しかし、秋のキノコが寒い日光の初春に発生するとは考えにくい。どうみてもやはりこのコウボウフデは昨年秋に発生したものだろう。たまたま落葉の下で非常に恵まれた保存状態の下でこういった姿を留めていたと考えるのが妥当だろう。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
  (c)
(c)
  (d)
(d)
(e)
(e)