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2017年7月30日(日) 庭に出たクリゲノチャヒラタケを覗いた
 昨日の朝玄関の扉を開くと、目の前の庭の材からクリゲノチャヒラタケがでていた(a, b)。この材は先にアラゲキクラゲが多数発生していたものだ。ルーペでヒダの縁をみると白色の粉状のものがキラキラ光っていた(c)。きっと縁シスチジアだ。とりあえず胞子紋をとった。
 今朝胞子を検鏡した。はじめにドライで(d)、次いでそこにエタノールを注いで(e)、そのあと水道水で封入した(f)。胞子は類球形で表面には微細な疣がある。ヒダを一枚スライドグラスに寝かせて縁を見た(g)。縁には気泡が溜まってしまったが縁シスチジアが無数にあるのが分かる。
 改めて数枚のヒダをまとめて断面を切り出した(h)。倍率を上げてヒダ先端をみると確かに薄膜で嚢状の縁シスチジアある(i)。側シスチジアはなさそうだ(j)。その後、ヒダの縁付近を2mm角ほどつまみ出してフロキシンで染めてからKOHで封入して押し潰した。縁シスチジア(k)や菌糸のクランプ(l)が明瞭に見えた。肉眼だけで簡単に同定できるこんな当たり前のきのこを顕微鏡で覗いたりするから、なんて物好きな奴だと嘲笑されるのだろう(雑記2009.11.6)。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)