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2017年8月12日() オオミノミミブサタケを覗いて遊んだ
 先日持ち帰ったオオミノミミブサタケは3株をそのまま直ちに乾燥に回したが、一株だけ冷蔵庫に保管しておいた。今日このサンプルを取り出してみると、一部がかなりグズグズに崩れ始めていた。どこかに出す記録を書くわけじゃなし、しょせん遊びだから、そんなサンプルでもそれなりに楽しめればよいと思ってきのこを切り刻んだ。
 耳房の横断面を切って(c)、拡大してみると子実層がルーペでもよくわかる(d, e)。崩れかけた耳房の切片はやはり出来が悪い。顕微鏡で見るとお世辞にもきれいとはいいがたい(f)。倍率を上げると側糸もよくわかる(g)。メルツァー液で封入しても子嚢先端に変色はみられない(h)。
 子実層や胞子を見た後(i, j)、菌核の部分を切断してみた(k)。ちょっと見たところ赤色系の大理石模様にも見えなくはないが(k)、拡大してみると、赤黒色の骨格の中の空隙には白色の菌糸状のものが詰まっていて、赤色の粘液がそこに滞留している(l)。虫はいなかった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 覗き遊びを終えた崩れかけのサンプルは、庭の腐葉土の上に捨てた。