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2019年5月21日(火) ツチスギタケ:不十分な顕微鏡観察
 先日(5/16)に日光だいや川公園で採取したツチスギタケを処分する前に顕微鏡で覗いてみた。昼間まさかこれほどまで暑くなるとは思わず、ここ何日間かはずっと強い倦怠感に襲われたこともあって、このきのこを紙袋に入れたまま机上に放置してしまった。そのため、ヒダは崩れ蛆虫も発生し、薄片の切り出しやカサ表皮の観察はできない状態になっていた。
 幸いというか運よくというか、外見的な形態の写真と胞子紋だけは採取当日に何とか処理していた(a〜g)。ツチスギタケは過去に何度も検鏡しているので(雑記2013.6.28同2014.9.19同2017.5.25、etc.)、いまさらとも思うが、何もする気が起こらないので、崩れかけたきのこを顕微鏡で覗いた。胞子(h)、ヒダ先端の縁シスチジア(i)、子実層の側シスチジアとクリソシスチジア(j)、高倍率での側シスチジア(k)、クランプ(l)と気まぐれに画像をとりあげることになった。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)